平成30年の名古屋場所が終わりました。
遠藤の優勝を毎度のごとく期待していたのですが、遠藤ファンにとっては「少し残念」な結果になりました。
今場所は横綱3人全員が休場となり、また活躍を期待された新大関栃ノ心まで途中休場となってしまった場所でした。
誰にでも優勝のチャンスがあった中、そのチャンスを見事に活かし、優勝したのは関脇御嶽海でした。
私の大好きな遠藤にもチャンスがあったわけで、また前半は連勝していただけに、この結果を素直に受け入れられない自分がいました。
今はだいぶ現実を受け入れましたが、遠藤優勝に期待していたので、残念は残念です。
そういったわけですので、名古屋場所の遠藤の活躍を振り返ってみましょう。
▽東前頭六枚目遠藤
平成30年名古屋場所戦績
初日 ○寄り切り 対嘉風
二日目 ○肩透かし 対宝富士
三日目 ○切り返し 対千代翔馬
四日目 ●送り出し 対千代大龍
五日目 ○寄り切り 対輝
六日目 ○押し倒し 対魁聖
七日目 ○押し出し 対旭大星
八日目 ○寄り切り 対妙義龍
九日目 ●突き出し 対豊山
十日目 ●送り倒し 対千代の国
十一日目 ○引き落とし 対貴景勝
十二日目 ●押し出し 対豪栄道
十三日目 ●寄り切り 対髙安
十四日目 ●押し出し 対朝乃山
千秋楽 ●押し倒し 対逸ノ城
△結果 8勝7敗
・・・以上です。
最初の4連勝と1敗後の4連勝で盛り上がりましたね。
その間に横綱や栃ノ心が休場になりましたから、本当にこのまま遠藤が優勝してもおかしくない流れだったのですが・・・結果はご覧の通り、ギリギリ勝ち越しの成績です。
ただまぁ、前場所で途中休場した経緯を考えると、勝ち越しただけでも本来十分なのですけれどね。やはり、今場所は期待してしまったわけですよ、状況的に。実際、そういった流れの勢いもあったわけですし。
追手風部屋の関取全員に言えると思うのですが、毎場所どこか「惜しい」んです。遠藤にしろ大栄翔にしろ大翔丸にしろ。どこか「惜しい」展開になるのですよね。
その「惜しさ」がある意味見ている側を湧き立たせる魅力でもあるのかもしれませんけれど、やはりドバンと結果も出してほしいですね。
決して弱いとか下手とかそういうことはありません。特に大栄翔なんて珍しく北の富士さんも誉めるような力士です。それだけに「惜しい」。
話を遠藤に戻して、後半のあっけない相撲は見ていて辛かったです。特に千秋楽の逸ノ城戦は、完全に押し負けていましたね。というか、思い相手を全く押せていなかった。「ペタン」と倒れてしまいました。馬力がないのかな、と思わせる一番でした。
なんにせよ、今場所は勝ち越しましたので、次の場所での上位との取り組みに期待しましょう。
ところで、そんな遠藤ですが、本年5月に年寄名跡「北陣(きたじん)」を取得しています。これで遠藤の「現役引退後の意思」が確認できましたね。
とりあえず一安心。