自立支援医療費を申請してみた | 精神通院医療費負担の軽減

長年、心の病を患っていて、通院も続けている割に、私は今まで一度も「精神障害者手帳」とか「自立支援医療費支給」とかを申請したことがありませんでした。それらを申請することで、自分が「精神障害者」なんだと思うことに抵抗がありました。
しかし今回、実家から引っ越したことや、パートナーとの同居でこれまでより生活費などが掛かることから思い切って申請してみることにしました。





「自立支援医療費支給」が認定されると、普段通っている心療内科の金額負担が3割から1割になるそうです。また、処方される薬代金も1割負担になるとのことなのでとってもお得ですね。
また、東京都で「精神障害者手帳」を交付されると、税制や路線バスの乗車運賃半額割引など、様々な優遇措置を受けることができます。個人的には特に、都立公園や都立施設の入場料免除が期待大ですね。上野動物園の入場料も無料になります。
(なお、東京国立博物館は、国立の施設なので免除の対象ではありませんので注意が必要です)
東京在住の方で詳しく知りたい方は、『東京都福祉保健局』のサイトをご覧ください。

地域によって申請方法は違うみたいですが、私の住んでいる地域(東京都江戸川区)では申請には下記の書類などが必要でした。

 

■障害者手帳申請書
・・・申請する保険センターなどにあります。

■立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
・・・申請する保健センターなどにあります。

■診断書(精神障害者保健福祉手帳用)
・・・東京都指定の診断書です。申請する保健センターなどで事前にもらう必要があります。これをお医者様に渡して書いてもらいます。

■保険証のコピー
・・・申請時に保険センターの方でコピーしてくれそうな雰囲気もありましたが、事前に用意しておきましょう。

■区市町村民税が確認できる書類(課税証明等)
・・・課税証明で問題ありません。申請する年の1月1日に住民登録のあった地域で発行してもらう必要があります。引っ越した方などは要注意です。なお、申請する時期によって課税証明の「年度」が異なりますので要注意です。地域によっても異なるかもしれませんので、事前に確認しましょう。
江戸川区の例:4~6月申請=前年度課税証明、7~3月申請=当年度課税証明

■証明写真1枚
・・・縦4cm×横3cm、一般的な履歴書用のサイズです。

■印鑑
・・・この手の申請では常識ですが、シャチハタ禁止です。

■マイナンバーカード
・・・申請書内にもマイナンバーを記入する箇所がありますので必要です。マイナンバーカードをお持ちでない方は、保険センターなどにどのように申請するのか確認した方がいいと思います。





 

特に、「診断書(精神障害者保健福祉手帳用)」の準備が一番手間が掛かると思います。何しろ、一度保健センター等に取りに行く必要がありますからね。
また、病院でこちらに記入していただく際も、そこそこお金が掛かります。私の通院している所では8千円前後掛かりました。こちらも事前に通院している医院で確認した方がいいと思います。
あと、申請書に「通院している病院」と「薬を処方してもらっている薬局」の名前や住所を書く必要があります。領収書などに書いてあると思いますので、領収書はなくさないようにしましょう。領収書に書いていない場合は、申請前に各所にて確認しておきましょう。

さて、申請自体は短時間でできました。平日だったから空いていたということと事前に申請書を記入しておいたというのもありますが、およそ15分くらいで手続きは終了しました。
「障害者手帳」の方は、交付まで申請後2~3ヶ月掛かるとのことでした。できあがったら郵送でお知らせが届くそうなので、その後取りに行く必要があります。
「自立支援医療費支給」の方はもっと時間が掛かり、3~4ヶ月掛かるとのことです。それまでは申請した際の「申請書の控え」を通院先等に見てもらえばいいそうです。なので、「申請書の控え」は捨てたりなくしたりしないようにしましょう。

と、いうわけで交付まではまだ時間が掛かります。
交付後にまたレポートしたいと思いますので、ご期待ください。

▼参考サイト
『東京都福祉保健局』
精神障害者保健福祉手帳のページです。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/nichijo/seishintetyou/seishintetyou.html