スーツがないと困る

最近の企業は、業界や業務内容によるとも思いますが、私服勤務の企業が大分多いと思います。私が以前勤めていたネット通販の企業もそうでした。
そのため、転職時に「スーツ」に困ってしまうという状況に陥りました。





どういうことかと言いますと、スーツ自体は持っていました。イージーオーダーで仕立てたお気に入りのスーツでした。特に裏地の色やラペル幅などにこだわったお気に入りの一着でした。
しかし、勤め先が私服勤務だったため、なかなか着る機会のない一着でもありました。友人の結婚式とかそういった機会もなかなかありませんでしたので、本当に着る機会のない服でした。

すると、どういったことが起きたでしょうか?

簡単です。身体が「大きく」なってしまい、スーツがきつくなってしまっていたのです。
スラックスのウエストがきついだけならなんとか上着でごまかせますが、ジャケットも前がしまるかしまらないかギリギリのところだったのです。
これには困りました。
正直、スーツというスーツはその一着しかありませんでしたので、転職活動においてはその一着が頼りでした。しかし、その一着がとてもとてもキツいのです。

通常であれば、急遽スーツを量販店に買いに行くのでしょう。特にスーツにこだわりのない方はこれで解決します。
しかし、スーツにこだわりがあり、イージーオーダーじゃないと気が済まない私は、結局量販店に行くことはありませんでした。「スーツを買うなら絶対にオーダーじゃないといやだ」というのも、私が手足が普通の人より長いため、ちゃんと採寸して仕立てたイージーオーダーじゃないと袖の長さが足りないのです。
そして、イージーオーダーを注文すると、仕立て上がるまで一ヵ月はかかります。
スーツが着られないと分かった時点で既に退職済みでしたので、大慌てで注文しに行きました。

結局、そのときの転職活動は退職後三ヵ月程掛かりましたので、後半戦においては新しいスーツで挑むことができました。
(だからと言って、前半戦の調子が悪かったのは決してスーツのせいではありませんが…)

転職をしようと思ったら、どんな企業が求人を出しているのかとか、どの転職エージェントに登録するのがいいのかとか、どういったマナーを身に着けるべきなのかとかを調べる前に、まずは手持ちのスーツが着られるかどうかチェックしましょう。
もし着られないようであれば、オーソドックスな一着を準備しましょう。ネクタイもです。

あと、忘れがちですが、革靴も準備しましょう。
デザインもいろいろあるかと思いますが、カジュアル過ぎないものを選びましょう。フォーマルでも使える黒のストレートチップがいいと思います。こだわるなら内羽根のものがいいですね。
ストレートチップの革靴が一足あれば冠婚葬祭にも困りません。

転職時には服装も大事です。身なりによる第一印象は短い時間で行われる就職面接においては非常に重要です。
忘れずに準備しましょう。