社会は既にネット依存

先日、長年住んでいた実家から引っ越ししました。賃貸のアパートです。
実家から出るのは初めてでしたので、色々な面で謎と驚きの連続です。とても新鮮で、楽しく過ごしています。
ただ、つい最近まで困ったことがありました。
インターネット環境がなかったのです。





ちなみに、私はアンドロイドのスマートフォンを使用していますが、自宅でのWi-Fi利用を考慮してネット利用に関しては5GBの契約をしています。これまではそれで充分足りていました。余分が出る程に。
ところが、引っ越してからはそういった環境がありませんので、あっという間に5GBを使い切ってしまいました。恐ろしいことに、追加料金が発生しました。

引っ越しから3週間後くらいにようやくインターネット環境が整いましたが、正直それまではほとんど何もできないと言っても過言ではないほど、困った日々が続きました。
実生活の面では、様々なアカウント類の住所変更などができませんでした。特に、クレジットカード類は早めに変えたかったので困りましたね。
また、このブログの更新もできないのです。これが一番痛かったかもしれません。
ここ数日間につきましては、実はいちいち実家に戻ってブログを更新したりしていました。各種登録変更手続きもそうです。
ネットがないだけでこんなにも困ることになるとは思ってもいませんでした。

また、実生活以外の面に関しても、ちょっとした調べものをしたいときにもなかなかできません。暇つぶしに動画サイトを見たくても見ることができません。
最近力を入れているツイッターもインスタグラムも、思いの他ダウンロード容量を使うのであまりできませんでした。

そして思いました。
「自分はこんなにもインターネットに依存していたのか」と。

ネット依存など、オンラインゲームにお金と時間を多量につぎ込んでいる人々がそう呼ばれるものだと考えていました。
しかし、実際にはきっと私のような人間もネット依存なのでしょう。インターネットがなければ満足に生活できませんし、充足感を得ることもできません。
なるほど、確かに私はネットゲームにハマったり、他人のブログを炎上させたり、ネットの仲間とばかり付き合うような人間ではありません。
ですが、確実にネット依存でしょう。

というよりも、最早世の中がすべてネット依存社会なのではないでしょうか。
考えてもみてください、インターネット環境が全くない社会が今さら想像できるでしょうか。
特に、2000年以降に生まれた人々にとっては、あって当たり前の環境です。それこそ、電気やガス、水道が各家庭に通っているのと同じくらい当たり前に感じているのでしょう。
(私はぎりぎり昭和生まれですので、ネット環境は後から生まれた環境設備です)

そんな存在であるネット環境から、少なくとも日本に住む人達は今さら逃れられないと思います。
そういう視点から、この国はもうネット依存の国と言えるのでしょう。
もちろん、他の国もきっとそうです。

程度の差こそあれ、世界中の多くの人々がネットに何かしらの面で依存しています。電気や水道と同じです。
ネットがなければ生活できない人々が、私を含めて、ほとんどなのではないでしょうか。

この文明社会が末永く続くことを心の底より願います。