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心の病との長い付き合い

私が初めて「心の病」にかかったのは16歳のときでした。
ちょうど年が明けて、高校一年目の三学期が始まった頃だったと記憶しています。

その頃私は都内にある帰国子女の多い高校に通っていました。友達も普通にいて、好きな人に片想いもしていましたし、授業にも普通に参加していました。部活動もやっていましたね、たしか剣道部。演劇部や漫画研究会にも所属していました。
学業の成績は良くもないけど悪くもない、中の中くらいでした。





一見順調だったのですが、当時の私は特にこの「中の中の成績」を気にしていたと思います。
中学までは成績は比較的良い方に属していました。ところが高校に入ってからはクラス数や学年の人数がそれまでと比較にならない程に増えて、そんな中で「中の中」に落ち着いてしまったのです(ちなみに中学卒業時の学年人数は9人でした。
このあたりの話についてはまたいずれしましょう)。

本当に「中の中」だったのです、すべての科目が。通知表に乗っている数字が五段階評価でほぼオール3でした。2以下はなく、4がたまにあり、5はありません。
そんな数字を眺めているうちに「自分には何も才能がないんだな」と思い込み始めたのです。
これが現在に至るまでの「病との生活」の全ての始まりです。

この頃から「破壊的な妄想」がひどくなっていました。
具体的には「自分には人を殺す才能があるはず。必ずあるはず」と考えるようになっていたのです。
しかし、それを実行するわけにはいきません。理性がそれを許しません。
「頭の中の理性」と「心の奥底の感情」がせめぎ合っているうちに、ある日とうとうその状況に心が耐えられなくなってしまいました。

心の崩壊が突如として起こったのです。
そして身体も動かなくなり、何の気力も湧かなくなりました。
ただただ、布団にこもって泣いていました。
泣きわめきながら両親に「精神病院に連れて行ってくれ」と懇願しました。
その後、病院に行くまでの一週間くらいの記憶はハッキリ言って残っていません。多分、ほとんど寝ていたのだと思います。

病院に行き、診察を受けてすぐに自身の心の状況を語れたわけではありません。何も話せなかったと思います。想いが多すぎて、言葉にできないのです。
そして、とりあえず薬を処方されました。

これから、人並みに復帰するまでに長い時間をかけることになりました。

あの高校一年の冬から20年近く経ちました。
今現在の私は仕事をしている社会人です。でも、その仕事もちゃんと勤め上げられていますと自信を持っては言えません。
(転職したばかりで慣れていないというのもありますが)
それでも、社会的には復帰できています。自分でお金を稼いでいますし、近々結婚もする予定です。

自分の20年近くの経験を書き出すことで、同じような「心の病」の悩みを抱える人のお役に立てればと思います。